錯誤行為

錯誤行為とは、たとえば、言い違い、書き違い、読み違い、聞き違いなどである。最初に意図された目的が達成されず、無意識に他の行為にとって代わられる現象である。

有名な話として、あるドイツの衆議院議員が開会を宣言するにあたって「ここに閉会を宣言します」と言った、というものがある。フロイトはこの議員が開会を望んでいなかったので無意識のうちにこういった言い間違いが起こったと分析する。

私が以前ある人間に貴女の友達の◯◯さんに大人の友達はいますか?と訊いたところ、その人は、大人とは節度を持って高い倫理意識を持って行動する人です、と大人の定義について述べた。これを私は、その人が私を大人ではないと思っているので、私の、◯◯さんに大人の友達はいますか?という質問を、大人とは何ですか?と、言ったと勘違いしたのでははないだろうか?と私は分析する。

ちなみに私は中2のときにフロイトの『精神分析入門』を読んだ。